ぐらの登校渋り はじまり編はこちら
ぐらの登校渋り 闘い編はこちら
ぐら、学校から「脱走」します!!
我が家と学校との距離は、歩いて2~3分という距離!
脱走ですから、走ってますので「1分の勝負」といったところです!
ぐらが学校から脱走した回数はなんと6回!
うち、成功したのは、5回!
1回目。(失敗)
休み時間に脱走を試みるも、すぐに先生に見つかり、失敗に終わる。
そして先生から
「学校から勝手に帰らないよう、お母さんからも注意して下さい😤」
と、厳重注意を受ける💦
2回目。
休み時間に脱走!私は仕事で留守にしていたので、家の庭にぽつんと
座っていたところを、ご近所さんが学校に連絡してくれる。
先生から連絡もらい慌てて帰ると、教頭先生がケアしてくれていた。
3回目。
教室から、上履きのまま、脱走!
私が在宅中だったので、すぐに対応。
ぐらの不安になってしまったという気持ちを聞いたうえで
「気持ちはわかるけど、先生に黙って帰ってこない約束だったよね!?」
と正論で責めてしまう。。。
そして、午後からまた再登校させた。
(鬼だな、私・・・)
4回目。
またもや、上履きのまま、体操着のまま、真っ赤な顔をして泣きながら脱走。
朝から嫌なことや不安なことが続き、ひとつひとつ我慢していたけど、
心がいっぱいになっていしまったよう。
放課後、一緒に担任の先生のところへいく。
先生は怒ってないけど、しっかりとした口調で、
黙って勝手に帰らない約束を再度する・・・
5回目。
仕事から戻ると、ぐらと養護の先生と校長先生がうちの前に!
ぐらは私に抱き着いてきた。「ママ、抱っこして😭」
ぎゅっと抱きしめてあげたけど、私の心は
ぐらの気持ちをケアする余裕が正直なくなっていた。。。
どうしてわからないの??
勝手に帰ってきちゃいけないって何度約束した??
なんで?なんで?なんで?
気持ちを切り替えたくても、泣けてくるばかりで
この日の私はもうどん底でした・・・
そしてさらに6回目。
登校したら落ち着くまで、保健室の先生と手を繋いでいるという時期でした。
その日は、別に登校渋りのある子が保健室登校してきました。
その子が「帰りたい!帰りたい!」と落ち着かなかったそうで、
ぐらはその時落ち着いていたので、先生はぐらの手を離し、
その子をケアしたそう。。。
その隙に!ぐらが脱走!!
(先生、そっちかーい!という気持ちだったに違いない)
先生、慌てて追いかけてきてくれました。
「今日は落ち着いていたので、私が手を離さなければ
頑張れていた(脱走しなかった)と思います。」
と養護の先生は言ってくれました。
そして
「ぐらくん、手を離してごめんね。不安だったよね。
明日はまた、先生と手を繋いでいようね」
と声をかけてくれると、ぐらは
「うん」と頷きました。
先生の言葉に頷いたぐらを見て、ぐらの頑張りと先生の温かさに
少し救われた気持ちになりました。
そして、やっとやっとやっと気づきます。
どうしてわからないんだろう?とぐらを責めていたけど、
わかってなかったのは、私の方でした!!
ぐらは、「学校から勝手に帰ってきちゃいけないこと」なんて
百も承知!!
十分理解しているのに、そこにいられないほどの気持ちになってしまっている。
そして、帰りたいと言っても「もう少しがんばれる?!」と言って、
先生はすぐに帰らせてくれない。
(それでがんばれる日もあったし、
先生は私が仕事に出ていることを、
ご存じだったので、引き留めて下さったのだと思います。)
だから、ぐらの脱走は
自分を守るための強行手段だったのです。