ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ぐりの 高校受験 入試と合格発表編

ぐりは、学校は不登校のままでしたが、夏からは塾へ復帰しました。
もともと週3日通っていましたが、秋からは週5日(平日毎日)行きたいと言い出しました。
へは、お友達と一緒に自転車で通っていたので、
少しでもお友達との時間を過ごせること、
家族以外の人と接すること
毎日少しでも外に出ること
本人が高校受験に本気だったこと
などを考え、毎日行かせることにしました。(それなりのお月謝でしたが💦)
塾の先生にも体調と不登校の事情をお話していたので、
諸々のご理解を頂き、コミュニケーションが
とれるよう授業以外でも声かけします
と言って頂きました。
(実際、声かけしてもらっても、そっけない返事の時もあったようですが。思春期😅)
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 進路についても塾の先生に相談しました。
塾の先生は受験のプロですが、不登校生の受験に関しては未経験でした。
それでも、親身になって相談にのって頂き、志望校を絞り込みました。
 
出願するには、内申書などの書類(調査書)を学校から出してもらわないといけなかったので、学校の三者面談には、ぐりも出席して志望校と外部模試の結果を学校側に報告しました。
担任の先生は模試の結果を見て、ぐりが頑張っていることに安心してくれたようで、書類を準備して下さいました。
 
ぐりは、塾の先生に、五分五分と言われていた本命と、滑り止めの2校受験しました。
入試は、まず、併願推薦(優遇)をもらえた学校から。
前日、少々不安定になって「受験しない」と言ったりし、
どうなることかと思いましたが、当日はちゃんと入試に向かいました。。。
国、数、英、グループ面接でした。
帰宅後、部屋にあったテキストなどを全部部屋の外に投げ出しました。
騒いだりはしませんでしたが、心は完全に荒れていました。。。
お腹が空けば降りてくるかなと一人にしておきました。
少ししたら、リビングに降りてきました。
「落ち着いた?」
「うん」
「ご飯たべる?」
「うん」
そんな会話だけをしました。
後日、話してくれたグループ面接での話、
「中学校での思い出を教えてください」との質問に対してぐりは
「僕は3年生は学校に行っていませんでしたが・・」
と話し始めたそうです。
不登校について話さなくても答えられた質問に、あえて不登校を明かした真意はわかりません。やけくそで話したのか、前向きな気持ちで話したのか。しかも、面接官の先生は調査書などで不登校を承知していたと思うのですが、グループ面接だったので他の受験生もいる中で答えました。
帰宅後に荒れたことを思うと、いい思いで答えたわけではなかったのかも知れません。
複雑な心での入試だったようですが、無事に合格🎊✨
合格を知ると、ホッとしたようで、ぐりも喜んでいました😄
荒れたのはその時だけ。すぐにいつもの穏やかなぐりに戻りました。
 
そして約2週間後、本命入試!
国、数、英、グループ面接。でした。
もう、筆記試験の手ごたえがなさすぎて(?)帰宅後は、逆にスッキリしていたように見えました。
「(他の受験生)みんな頭が良さそうに見えちゃって」と珍しく弱気なことを言ったり、相当緊張していたようです。
 
本命校の合格発表は休日で、発表は午後。オンラインでの発表でした。
朝からソワソワしまくり、家にいても落ち着かないだけなので、
思い切って舞浜のイクスピアリまでお出掛けしちゃえ!ということに。
(オンライン発表なので、スマホがあれば確認できます)

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ぐりは、ディズニーが大好きで、ぐりにとってはパワースポットなので
「合格発表はディズニーリゾートラインの中で見たい」
ということになり、なんと車内でホームページにアクセス!
「たぶん20点くらいしか取れてないから絶対無理。」
「おれが合格してたら全員合格だ」
くらいのことを言いながらもなぜかニヤニヤするぐり。(かわいい(笑))
結果は、残念ながら不合格でした😞
約半年(3か月は完全にストップした)学習どころではなかった期間を取り戻し、さらに挑戦校の対策までするのは容易ではなかったようです。
それでも、自分の目標を変えず、最後までやりきったぐりの努力は、たいしたもんです。本人にもそう伝えました。
本命の結果は残念だったけど、もうぐりは
受験が終わった~!
という気持ちが大きかったようです。
お疲れさま!ということで、
その日はそのままディズニーシーで、ぱぁ~っと遊んできたのでした。
 
そしてぐり本人も気持ちを切り替え、
推薦(優遇)入試で受験し合格した高校に入学手続きをしたのでした。