ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ぐりの 新高校生活 通信制高校とサポート校

あっという間に転校を決めたぐり。

 

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10月から転校し新しい環境での、新高校生活がスタートしました。
正確には、サポート校と提携の通信制高校に転校(在籍)し、
そのサポート校の通学コースに週3日通っています
 
サポート校は、授業のほか、ホームルーム、レク、球技大会、文化祭、部活などのイベントもあります。(コロナ禍なので中止企画もあり)
そのイベント自体が、通信制高校の特別活動の単位取得に関わるものもあれば、強制参加ではないものもあります。強制ではなくとも、先生はコミュニケーションの場をと、積極的に誘って下さいます。
ぐりは、最初こそ
「そーゆーのはいいです」
なんて、クールに断っていたものの、進級してからは、
「今日は〇〇があるから」とたまに出かけて行くようになりました。
強制参加ではなくても、登校日ではなくても、それだけの為に出掛けて行くこともあります。
「めんどくせー」と言いながら(笑)
もともと楽しいこと好きなぐりなので、お友達や先生と楽しく過ごせていたらいいなと思います。
 
週3日通学コースにしたのは、ぐりが自分で、今の自分のできる範囲を考えて決めました。
他に、週1日はもともとギターを習っていて、もう1日は映画を観に行く日にしたいようです。
平日は毎日外に出る予定があります。(時間は短いですが)
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通信制高校の卒業条件

  1.  在籍3年以上
  2.  74単位の取得
  3.  特別活動30単位の取得 

となります。

①在籍3年以上
ぐりの場合は、「転入」となるため、前校での在籍期間(半年)も含まれます。
通信制高校はここから、2年半の在籍(予定)です。
 
➁ 74単位取得
前校で取得できている単位があれば引き継げたのですが、ぐりは、前校に半年しか在籍していなかったので、単位を一つも取得できていませんでした。
ですので、74単位すべて通信制高校で取得しなければならず、ゼロからのスタートとなりました。
 単位取得には、
  • レポート提出
  • スクーリング(対面授業)
  • テスト

が必要になります。

これで、基準点数以上が取れれば単位取得となり、3年間以上の在籍を合わせ、74単位の取得をもって卒業条件クリアとなります。

 

レポート提出に必要な勉強は、学校から送られてきた教科書やテキストなどを活用し、基本的に自習です。

ぐりの場合は、サポート校に通っているので、そこでわからないところを聞くことも、自宅ではなかなか集中できない場合には、サポート校でやらせてもらえたりもします。

期日までにレポートを仕上げて、送付します。

 

スクーリングは、対面での授業(登校日)です。

ぐりの学校の場合は、スクーリング開催月に、学校から発表された時間割を見て自分の取得したい教科の授業に出席します。

コロナの影響により、今はオンライン授業となっているのですが、通常は決まった会場(教室)に行き、授業を受けるようです。

今はオンラインなので、視聴レポートの提出により、出席となります。

 学校により、スクーリングの形態は、それぞれ違うようです。

 

テストは、スクーリングでちゃんと聞いていれば、そこそこ点数取れるはずだから!と、サポート校の先生はぐりに喝を入れました(笑)

 

サポート校は何をするの?

普段通うサポート校は、 
レポートなどの提出物のチェック(〇日締め切りだよ!ちゃんと出した?とお尻を叩いてくれます。)
スクーリングの時間割調整や今どの教科の単位を取得すればいいか
など、通信制高校に関わること全般的にサポートしてくれます。
なかなか親が口出しできる年齢ではなく、だからといって自分だけでやりきるのかも心配なので(あくまでぐりの場合です)、サポート校の先生がチェックしてくれているのは心強いです。
通信制高校だけの在籍での卒業率は6~7割のようですが、サポート校に併せて在籍していると卒業率は9割以上というデータがあるそうです。
ただ、ぐりは74単位すべての取得が必須だったので、サポート校を選びましたが、もしある程度の単位を取得済での転入だったら、通信制高校だけの在籍でも大丈夫だったかもしれないと思います。
 
学校にもよるとは思いますが、サポート校は私立高校並みの学費がかかります。
(もちろん別途、通信制高校も学費がかかります。両方に費用がかかります)
もし通信をお考えの方がいらしたら、
通信制高校だけでいいのか、
サポート校にも入るのか、
きちんと調べてそれぞれに合う選択をしていただきたいと思います。
(ただ、サポート校だけでは、高校卒業にはなりません)
 
ぐりは、進学を目標としているコースなので、普段のサポート校での授業は受験を意識しての授業です。もちろん、受験の相談、指導もしてくれています。

そう考えると、サポート校の学費は高いのですが、「私立高校+塾」と思えば、妥当なのかもしれません。
 
お陰で、ぐりは1年次に目標とした30単位を転校後半年で取りこぼしなく取得できました。
2年生に進級し、また今年も30単位を予定しています。今年は、一年間で30単位なので、一年生よりは余裕を持って取り組めるはずですが、期日ギリギリに慌てて取り組む姿が目に浮かびます。
 
③特別活動30単位
ホームルームや遠足、修学旅行、体育祭などの特別活動です。
学校によっては、宿泊付きで体験授業を行い、一気に単位取得するところもあるようです。
ぐりは、あえて、宿泊がない通信制高校を選びました。(「めんどくせー」そうです)
 その分、ぐりは、スクーリング(対面授業・登校日)にホームルームなどが組み込まれているのか、スクーリングが多くなっていると思われます。
 サポート校で実施される行事が特別活動として報告できることもあるようです。
 
と、いろいろ書きましたが、あくまでもぐりの学校の話になってしまったので、
通信制高校やサポート校について、詳しくはこちらを。

www.tsuushinsei-navi.com

 

自律

新しい高校生活は、とても自由な時間が多いです。

サポート校の先生がいるとはいえ、自分で学習やレポート作成、スクーリング出席など計画的に進めていく必要があります。「自律」の精神が養われる気がします。

何よりも心配していた、自律神経からくる不調、転校後1か月で通院が終わりました。

週3日の通学も休まず通えています。

それを思うと、通信制高校とサポート校は、ぐりに合っていたスタイルなのかも知れないと感じています。

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