今回もめだかさんです。
前回のお話はこちら
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めだかさんとお別れをしたその後、
学校の宿題が”自主学習”だった日、
ぐらは「めだかさんが教えてくれたこと」
という題名で、レポートを作成しました。
*自主学習とは、学習内容を自分で決めて取り組む学習です。
ぐらは、書く作業が好きではないので、
ノートにやろうとすると、やる気が失せます。
逆にパソコンが得意なので、
パソコンでやると、スムーズに取り組みます。
「めだかさんが教えてくれたこと」
「めだかさんが教えてくれたこと」
このあいだ、めだかさんが全員いなくなってしまいました。
凄く悲しいです。でもめだかさんはたくさんのことを僕に教えてくれました。
1理科の授業の復習
理科の授業でめだかのことを勉強していました。
この子はめすだなーとかおすだなーと楽しかったです。
2・水槽の洗い方
最初はおかあさんにやってもらって、ぼくはお手伝いでした。
でも何回もやっているうちに、僕がやっておかあさんがお手伝いになりました
3・反省を次に生かすこと
一回水槽を洗いすぎたことで微生物が少なくなってしまい
めだかさんが半分まで減ってしまいました。
その時の反省を生かし微生物を増やす石を入れたり
微生物を増やす液体を入れました。
4・生き物の癒し
辛くなった時などに僕をたくさん癒してくれました。
5・ほかの命を大切に思うこと
僕はめだかさんが少なくなった時に
命を大切にしなきゃと本気で考えるようになりました。
6・自分で調べて自分で考えること
一匹病気でいなくなってしまった子がいました。
その子にちびすけという名前を付ました。
その子の為に新しい水を作っていましたが、できる前に
いなくなってしまいました。後からどうしていなくなってしまったか
調べると、やせ細り病という病気にかかっていたことが分かりました。
他の子に広がる病気じゃなくてよかったです。対処法も調べました。
その結果他の場所に一匹にすればいいそうです。もっと早く気づいていれば。
7・居なくなった時の寂しさ
みんないなくなってしまった時は
ものすごく寂しかったです。ものすごく辛かったです
8・辛いことを受け入れる覚悟
残り1匹の子には、ラス吉と名前を付けました。
ラス吉だけになった時、ものすごくこわかったです。
ラス吉だけになってしまった夜、たくさん泣きました。
お母さんにたくさん話を聴いてもらいました。
思い出も聞いてくれました。そのおかげでいなくなることを
受け入れる覚悟ができました。
9・命の大切さ
命の大切さはみんな同じ。
めだかさんがいなくなってしまって
こんなに苦しいのなら、人がいなくなったときは
どんなにつらいんだろう、など考えるだけで苦しくなりました。
10・たくさんの思い出
めだかさんは、辛いこともたくさんあったけど
その分たくさん癒してくれたり
たくさんの楽しい思い出を作ってくれたり
たくさんのことを学ばせてくれました。
みんないなくなってしまった時には
お墓を建てました。それとお手紙も書きました。
天国で楽しくしているといいなと思います。
(イラストの黄色は、天使の輪だそうです)
拙い文章ではありますが、
これを読んで、ぐらの気持ちが伝わってきました。
ぐらがめだかさんに話しかけていた時は、
辛いことがあった時だったんだ、と分かりました。
そして、命について。
生き物の命、自分の命、家族の命、友達の命、、、
どれも、大切な命。
小さいころはよく「みんな誰かの宝物なんだよ」
という表現で伝えていたのですが、
11歳の今、「命」として
考えられるようになりました。
「ママもいつかは死んじゃうんだよね😥」
ぐらは心配そうに言いました。
「そうね。でも、まだまだ当分は生きてる予定だよ。
ママがヨボヨボのおばあちゃんになったら、
ぐらは、おじさんだね~!」
と、笑い合いました。
ぐらはまだ、親しい人との最期のお別れを経験したことがありません。
めだかさんとのお別れで、パニックになるぐらの姿を見て、
私は、まだまだこの子と離れるわけにはいかない。
ぐりとも、ぐらとも、まだまだ一緒にいたい!
まだまだ元気でいなければ!
と強く思いました。
めだかさんは、ぐらだけでなく、
私にも大事なことを教えてくれました。