ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ぐらの 中学進学準備

次男ぐら(小6)の中学進学準備に関するお話です。

 就学相談票提出

来年度、中学進学に向けて就学相談票を提出しました。

*就学相談とは、通常級以外の選択(支援級、通級指導教室、支援学校)を考えている場合、自治体の教育委員会へ申請するものです。

 

現在ぐらは、通常級在籍で通級指導教室を利用しています。

在籍校へは、毎日2時間ほど登校している状況です。

学校を早退したら、適応指導教室へ行っています。

一学期、このペースがしっかり定着してきました。

 

発達凹凸があり、敏感気質なぐらにとって、

学校生活には刺激が多いようで、

今のぐらは2時間くらいが丁度いいようです。

 

今は教室に登校できているのですが、

遅れているテストなどがあれば、それに取り組んだり、

みんなと違うことをやる対応をしてもらっていることも

あります。

今は、担任の先生に何時間目に登校するかなど伝えていて、

このような過ごし方ができているのですが、

中学校でも同じように、このペースで行けるのか?

教科担当制となる中学校は、担任の先生が理解してくれていたとしても、

登校した時の授業の先生の対応次第で一喜一憂してしまいそうです。

もし、注意を受けるような何かがあれば、

今のような登校スタイルはすぐに途切れて、

行かない選択をしてしまう可能性が高くなるのではないか?

学級のみんなの学習や活動の妨げにはならないだろうか?

教室に居場所はできるのだろうか?

 劣等感を抱くことにならないだろうか?

インクルーシブ教育は理想だけれど、

ぐらの進学予定中学はどこまでその環境に近づいているのか?

考えれば考えるほど、ぐらの中学進学には

慎重になります。

 特別支援学級を検討

ぐらの進学予定の公立中学には、特別支援学級があります。

7月上旬、ぐらと一緒に中学校の支援級に見学に行きました。

1時間目の授業を見学予定でしたが、

少々早めに行ってしまったため、朝のホームルームの時間でした。

3学年合わせて、その日は10人程のホームルーム。

ぐらは、教室に入ることができませんでした。

「(教室)いやだ。廊下から見てる」

3年生の男の子達の身体が大きくて、

圧倒されてしまったそうです。

(うちにはもっと大きな兄さんがいるけど、、、)

そして、休み時間になり、廊下に中学生がわんさか。

しかも支援級の教室は3年生の教室の隣りにあり、

大きなお兄さんお姉さんが出てきました。

帰りたくなってしまいまいた。

ぐらは、完全アウェイ状態を肌で感じます、

それがとても苦手です。

支援級の先生が声をかけて下さったのですが、教室へは入れません。

そこへ

「あ!〇〇小の子だよね?!保健室登校でよく一緒になったよね!!」

支援級在籍の女の子が声をかけてくれました!

ぐらはその子を見る余裕もなかったので、

私が「あ!〇〇ちゃん!」

と言うと

「支援級、楽しいよ~」

とぐらに声をかけてくれました。

あたたかい!

女神に見えました。

しかしぐらは限界でした。

聞く余裕なし。

授業を見学する前に退散しました。

支援級の先生に

「今度、みんながいない放課後に来てみない?」

と言われると 

「それなら、来てみたいです」とは言えました。

15分ほどの中学滞在。

10分ほどの支援級見学が終わりました。

 

本音を聞き出す

中学に見学に行った後、ぐらは担任の先生に

「ぐらは支援級じゃない方がいい」

そう話しました。

先生には、「3学年一緒が嫌だ」と言ったそうです。

ホームルームの印象が強くなってしまったかな。

授業は個々に対応されるようなので、

説明すれば解決できそうかなと思っていました。

 

その後、自宅でパパも交えて、

通常級在籍と支援級在籍のそれぞれのメリット、デメリットを話しました。

そこで出た、ぐらの本音。

 

今現在、ぐらのクラスにも支援級の子が交流級という形で二人います。

(AくんとBくん)

Aくんと、ぐらは席も近いようで

仲良くしているそうです。

それは、本人や先生方からも様子を聞いていたので、

Aくんがいるなら、ぐらが支援級へ移籍することになっても

心強いのでは?と安易に考えていました。

ただ、ぐらは違いました。

「ぐらは、Aくんが支援級とかは別に関係なく、

AくんはAくんと思ってるから、普通に話すけど、

でも、みんながみんな、ぐらみたいな考えじゃないんだよ。

他の子は、支援級の子と関わらないようにしてる感じなんだ。

Aくんも、ぐらと他1人くらいは仲良くしてるけど、

その他の人とはあまり話さないし、もう1人の支援級の子Bくんは、

支援級では楽しそうにしてるのに、ぐらのクラスに来た時は、

全然話をしないんだ!」

これが本音でした。

だからぐらは、自分も支援級に移籍したら、

みんなが話をしてくれなくなって

しまうのではないか?

そう考えて、移籍を恐れてしまったようです。

 

そうか!!よく話してくれたね!!

そう感じているんだ。

それは怖いと思っちゃうね。

ぐらの気持ちを受け止めました。

 

まず、ぐらが、Aくんの在籍クラスに関係なく、

彼の人柄で仲良く付き合えているということに、

安心したよと伝えました。

そして、ぐらが話したことは、

悲しいけど、もしそういうことがあったとしても

不思議ではありません。

でも1つだけ、ぐらが勘違いしているかも知れない点、

みんなが関わらないようにしているのではなく、

(そういう子もいるかも知れないけど)

支援級のAくんとBくんの2人が、

大勢の人や慣れない人と関わることを苦手としていて、

自分から距離を置いている可能性もあるということ。

大勢が苦手だから、少人数の支援級を選択しているのかも知れないということ。

それを説明しました。

 

支援級でも通常級でも、どちらにしても

気の合う子もいれば、合わない子もいると思うよと話をしました。

 

本人にとって最適な環境を考える

ぐらの進学予定の中学校は、近くの小学校が数校集まります。

誰もが緊張する中学進学。

その中で、新しい環境を人一倍感じとるぐら。

そして、慣れるまでに人一倍の時間を要するぐら。

少しでも中学進学への気の重さを軽くできるように、

環境を整えてあげたい。

そう考えています。

 

正直私は、ぐらは毎日まるまる1日(6時間+部活)

学校で頑張らなくていいと思っていて、

ぐらのペースで数時間だけ、学校という場で頑張れたら、

もう充分だと思っています。

支援級在籍は、確かに同級生と教室の場所が違ったり、

ぐらにとっては寂しく、仲間外れを感じてしまうかも知れません。

それでも、通常級に在籍するより、ぐらの登校スタイル、

登校ペースを保てるのではないか。

先生の目が行き届く、少人数クラス方が、

落ち着いて過ごせるのではないか。

支援級の先生方の発達に関する”理解”や”知識”で、

上手く関わって頂けるのではないか。

結果、心に余裕を持って過ごせれば、学習面でも生活面でも、

よりぐらの力をぐんと発揮でき、自立に向けて成長できるのではないか。

そう思って、前向きに私は支援級を推しています。

 

しかし当初は違いました。

通常級に在籍したら、クラスに迷惑をかけてしまうのではないか?

先生の手を煩わせたり、困らせてしまうのではないか。

インクルーシブ教育の真逆の思考。。。

しかも、まだ何も始まっていないのに、

申し訳ない気持ち、妥協の気持ち、遠慮の気持ちが

大きくあり、移籍を考えていたのでした。

 

 「もしかして、誰かの迷惑になるかも」ではなく

「ぐらの為に」と考えなくてはいけないと、

シフトチェンジしました。

 

就学相談では、教育委員会の担当の方がぐらの様子を

実際に見て、通常級、通級、支援級の判断をして下さる

そうですが、それが即決定ではないそうで、

最終的な決断は親だそうです。

 

ぐらの成長と自立の為に、

どのような環境が最適なのかを

親や先生、関係各所の大人は

考えていますが、

12歳になるぐらには、自分の意志があります。

「通常級で頑張りたい」というぐらの気持ちも尊重しつつ、

親の気持ちも話してみようと思っています。

(正直、どう話たらいいか、まだ悩んでいますが。)

 

それでもし、本人が「通常級」と決めたなら、

それはそれで、どのような形でサポートして行ったら良いか、

さらに中学の先生方と相談させてもらう必要があります。

 

昨年、通級指導の先生にアドバイス頂いたのですが

「発達に特性があるお子さんの進学準備は、

定型発達といわれるお子さんよりも、

1年くらい早く動き出すといい!!」

そうです。

あの時の先生のアドバイスが頭の片隅にあり、

私は6年生1学期早々から、発達検査、支援級見学

と、動き出せました。

考える時間も、話し合う時間もあります。

またさらに、中学へ足を運び、

たくさん相談して来ようと思っています。

今、まさに、小、中、高の進学準備に関して

同じようなことで悩まれている親御さんも多いと思います。

それぞれのお子さんにとって、ご家庭にとって、

最適な環境に進学できますように!!

がんばりましょう!

 

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