新学期、初日の朝。
学校苦手だけど、ちょっとだけ頑張ってみたいと思っている次男ぐらは、
朝から登校しました。
1学期は1時間目ギリギリの時間に登校していたのですが、
2学期のスタートのこの日は、
朝の朝礼(始業式)の時間に間に合いました。
(気合が伺えます)
早めに学校には到着していたのですが、
昇降口(下駄箱)のところで、立ち止まり
「はぁ~行きたくないなぁ」
と校舎には入れず、モジモジ、ウロウロ。
(やっぱり、そーなるよねー。)←母、心の声
外から教室を覗いて、様子を伺う。
たまたま主任の先生が通りかかり
「ぐらくーん!おはよう!!待ってたよ~」と声をかけてくれました。
先生に挨拶したり、何やら会話をしていたので、
そのまま、行けるか?
と思いきや、話が終わるとまた徐々に後退り。
(惜しい!)←母、心の声②
「あー、行きたくない。」
「まだ家でゴロゴロしてたいな~」
など繰り返していますが、
苦しい時の「しかめっ面」でも、
困った時の「神妙な顔つき」でもなく、
どちらかといえば「緊張している顔」に見えました。
クラスの子達は、いつもと変わらず、
元気にわちゃわちゃしていました。
その雰囲気に尻込みしているように見えました。
ぐら「始業式まであと何分?」
ママ「まだあと10分あるから大丈夫だよ」
ぐら「始業式までには行くから」
本人なりに時間を意識できています。
そこへ、時折、適応指導教室で一緒になる子が
登校してきました。
学校が苦手な気持ちは同じなので、
よく頑張って登校したね、そんな気持ちになりました。
「よぉ!」
と2人は挨拶して、流れで一緒に入れるかと思いきや、
下駄箱が離れていたので、一緒には行かれずその子だけ校舎内へ。
(うー、惜しい!今のすごく惜しい!)←母、心の声③
波に乗り損ねた感じで、
また外に出てきて、「あーどうしよう」
と様子を伺う。
そこへ、救世主、担任現る!!
「ぐらくん、おはよー!!
朝から頑張って、よく来たね!!
先生(大荷物抱えてた)ちょっと、
これが落ちそうだから、先に行くけど、
ぐらくんが「行ける!」と思ったタイミングでいいから、
教室入ってきてね。待ってるね」
と声をかけてくれました。
先生の声かけと同時に、気合いを入れたようでした。
一緒に教室まで行けるかと思いきや、
モタモタ上履きを履いているうちに、夏休み明けの先生は、
ディズニーランドのミッキーさん並みに子ども達に
囲まれていました🐭
でもぐらも、そのみんなの輪の少し後ろについて、
なんとか教室に入ることができました!
(おぉ~ついに波に乗れた!)←母、心の声④
先生方の、ぐらの登校の頑張りを認めてくれる声掛けや、
ぐらのタイミングを待ってくれる対応、
有難く思いました。
この日私は、決めていたことがありました。
不登校の新学期は何度も経験して、学んでいたのと、
「心の健康を大切にしたい」と改めて意識していたので、
(前回のブログはこちら↓)
絶対にぐらを焦らせない! (自分も焦らない)
不安なことを言い出したら、ただ共感する!
時間だからと押し出さない!
つい、
ほら、始まっちゃうよ!
今ならまだ間に合うよ!
行きたくないのはみんな一緒!
あと◯分で始まるよ!
など、言ってしまいがちでしたが、
この日は、
昇降口で立ち止まることは想定内!
遅れたっていい!
気持ちを整える時間が必要!
ぐらはぐらのタイミングで、絶対に行ける!!
と、思えていました。
私自身も、どこか心に余裕があったのだと思います。
もし「宿題だけ出したら帰る」と本人が
決めたら、そうしようと思うくらい、
フラットな気持ちでいられました。
1人帰宅後、いつものように
いつお迎え電話がきてもいいように、
電話は近くに置きました。
時折、時計を見て、今は何の時間かな。
休み時間、大丈夫かな?落ち着いているかな?
など(さすが心配症!)気になったりもしましたが、
登校の様子から、
でも今日は大丈夫だろう、という気持ちが
上回っていられました。
そして下校時間、
「ただいまー!久しぶりで疲れたよー。
でも、楽しかったよ。」
と、笑顔で帰宅しました😊
いいスタートを切れましたが、
この先、毎日のことなので、うまくいくことも、
つまずくこともあると思うけど、
なんにも焦ることなんてないですね。
疲れたら休めばいいだけ。
きっとだいじょうぶ。