ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ビタミン М

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

我が家の子供達2人が揃って不登校絶頂の頃の事です。

当時通っていた不登校相談で、

私が相談したこと。

 

「平日のお昼、毎日子ども達と3人でお昼ご飯を

食べています。

どうしてもその状況が”普通じゃない”と

考えてしまって、

とても苦しくなります」

 

不登校を受け入れたつもりでも

どこかで「仕方がない」と納得しようとしていた頃です。

学校へ行くのが「普通」と思っていた、

その枠から外れた戸惑い。

子供達2人ともということは、

家庭に問題があるのかも知れないという思い。

一番近くにいる母親の責任だと自分を責める気持ち。 

なにがいけなかったのか、

この先どうしたらいいのか、

どうなっていくのか、という不安。

 

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせていた日々でした。

 

不登校相談の先生は

「お子さんたちは今、ビタミンМを摂取しているんですよ。

お母さん(Mother)のМです。

一緒にご飯を食べる時間、

楽しい時間にしてください。

この先必ず、3人で食べていたのが、

2人になり、そしてまた

お母さん1人でお昼を食べる日が来ますから!!

そうなったら、寂しくなりますよー。」

そうおっしゃいました。

 

不登校になった息子達の為に、

私ができることは何だろうと

もがいていました。

どうしても、苦しそうな息子を見たら、

先回りして、息子の進む道を平らにしてあげたかった。

見えている石は取り除きたかったし、

穴があれば埋めてあげたかった。

そしたら歩き出せるのではないかと

思っていたから。

 

この時の先生の「ビタミンМ」の言葉に、

そうか、母である私にできることは、

息子の道を平坦にすることではない。

家を安心安全の場所にすること

だと気付きました。

 

そして、たっぷりと心にビタミンМの栄養が

染み渡ったら、きっと自分の道を歩き出していける。

その道の先に大きな石があっても、どうしたら

前に進めるかを自分で考えられるのだと思いました。

この先ずっと私が息子達の道を平らにし続けられるものではない。

子どもに必要な力は、でこぼこな道でも、自分で歩いていける力。

そう、改めて気付けました。

 

それから、少しずつ本当に少しずつ、

次男ぐらが適応指導教室へお昼を持って行ける日が増えて、

長男ぐりが、外出するようになって、

私はお昼を1人で食べる日が来ました。

 

今もまだ、平日3人でお昼を食べることもありますが、

全く余計なことは考えなくなりました。

考えてるのは「お昼何にしよう」というだけです。


どうしたら、動き出すのだろう?

と考えると、

環境や対策など、

外側の部分を整備したくなりがちです。

でもそれには、段階があると感じました。

まずは、安全の場所を確保すること。

そこで、ビタミンMや、F(Father)、

それ以外でも、それぞれの子が欲する心の栄養を

摂取することが大事だと感じました。

 

小6次男ぐらは、今付き添い登校をしていますが、

不安が大きい日は、登校中、手を繋いできたり、

肩を組んできたりします。

周りから見たら、大きな体で、不思議に思うかも知れません。

でもぐらは、校門の少し手前で、私から離れます。

「よし」と声に出して言う日もあります。

ギリギリまでビタミンMをチャージしているようです。

ぐらにとって、学校という場にいると、

人より多くのエネルギーを消費します。

ビタミンMのタンクも人より大きくなくてはならないのかも知れません。

私的には、溢れんばかりの愛情ビタミンMを放出しているので、

子供達にはたーっぷり受け取って欲しいと思います。

 

不登校に限らず、どんなお子さんにも

心の栄養はとっても大切ですね。

お子さんだけでなく、大人も同じです。

お父さんもお母さんも、学校の先生も、

みんなみんな、

心にたっぷりの栄養を!!

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