ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

「もう家から出ない!」と3日間欠席した話。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

我が家の次男(ぐら)は、中学生になりましたが、

学校は欠席しています。

ぐらは、適応指導教室へ通室しています。

 

新年度、適応指導教室の大好きだった先生が退職され、

新しい先生が着任されました。

どんな先生なのかと、探り探りだったある日・・・

 

お友達とふざけていたら、

盛り上がりすぎてしまったようで

調子に乗りすぎて、

先生に怒られるというトラブル発生💦

帰りの時間に、迎えに行くと、

相談員の先生に付き添われ、

「もうここ(適応指導教室)には来ない😞」

「もう家から出ない🥺」

と、どんよりオーラを全身に纏っていました。

 

帰りの車で私は、ぐらの言い分を聞きました。

「楽しく遊んでただけなのに」

「怒ることかなぁ?」

 

どうして欲しかったの?と聞くと

「あんな怒った言い方しなくても」

 

なるほど!

注意された内容は、

自分の反省する点としてちゃんと理解している。

だけど、怒らないで言って!

というのがぐらの気持ちのようでした。

 

実際、どんな言い方だったかは分かりませんが

ぐらは、声を荒げて怒るとか、

キツイ言い方をされることに

とても敏感な部分があるので、

今のぐらには刺激が強かったようです。

 

そんなこんなで、

翌日からぐらは3日間、

適応指導教室を欠席しました。

(学校も引き続きお休み中です)

 

私は、ぐらが「家から出ない」と言ったのは、

今のぐらの素直な気持ち(そのくらい嫌なことだった)

と受け止めました。

(ゼロ百思考になりがちなので、表現が極端なことがあります)

でも、気持ちの整理がつけば、

この子はまた家から出るし、

この子のタイミングでまた適応指導教室へも行くだろう。

と、そんな気持ちがあり、心配にはなりませんでした。

 

むしろ、良い機会だと思えていて、

小学生の頃のような、

私からの「説得」も「誘導」も必要ない。

この子はわかっている!

自分の気持ちの整理に時間がかかってもいいから、

自分で自分の心を整理したらいい!!

きっとできる!!

そう思い、私からは特に声掛けをせずに

信じて見守ってみることにしました。

 

<欠席1日目>

「家から出ない」と言っただけあり、

まだモヤモヤしている感じで、

あまり機嫌も良くなかった。

 

<欠席2日目>

夕方になり、自ら率先して、

お風呂掃除とご飯の支度を手伝ってくれた!

ありがとう、助かったよーと言うと

嬉しそうな顔をしてくれた。

 

<欠席3日目>

「夕飯はたこ焼きが食べたい」と言い出し

1人でスーパーに材料を買いに行き

「どっちがお得かな?って考えながら買ったよ。」

と、上手な買い物をしてきてくれた。

(ほーら、家から出た!と思った私😊)

たこ焼きも美味しく作ってくれて、

楽しい時間を過ごせました。

 

そして寝る前

「明日からまた適応指導教室行くよ」

と言い、翌日からまた再登室できたのでした。

 

私は何もしていません。

ぐらは、

自分の力で

自分の心を

自分で整え

自分で回復しました。

 

以前の私なら、

黙って見守ることなんて

出来なかったと思います。

今日はどうするの?

明日は?

短い時間でもいいんじゃない?

ちょっと顔出してみる?

など、あの手この手でアプローチしたり、

息子に決めさせている風を装い、

誘導や圧をかけてみたり、

それでも「行かない」と言われれば

作戦失敗とばかりにため息出たり。

そこには信頼なんてなくて、心配しかなくて、

とにかく「私がなんとかしなきゃ」という

思いが強かったんです。

 

でも今回は、大事なのは、行かせることではなく、

自分で気持ちを整える力だと思えたり、

これはいい機会だ!と、見守れました。

 

この子は大丈夫。

この子は自分でできる。

そんな思いで見守っていたら、

「欠席の3日間」の事実は変わりなくても、

今日はお手伝いしてくれた!

今日は1人で買い物に行ってくれた!

外に出られた!

と日々の変化を感じられたり、

できていることに目を向けることが

できました。

 

「子供を信じて、見守る」って、

こういうことなのかと、

実感できた出来事でした。