ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

学校苦手息子の一学期ふりかえり。適応指導教室編。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

次男ぐら(中1)は、学校ではなく適応指導教室へ通っています。

前回に続き、1学期のふりかえりを。

 

学校編はこちら。

1学期ふりかえり。学校編 - ぐりとぐらとママのきろく

 

 

<適応指導教室編>

適応指導教室の担当の先生との個人面談

 

3年間お世話になった担当の先生が退職され、

4月から新しく赴任された先生が担当となりました。

先生から見たぐらの様子は、

4月、5月は、モヤモヤした気持ちを抱えているようだったり、

どこかピリピリしている時もあったり、

気持ちが落ち着かないことも多かったそうです。

仲良しのお友達が来室している時は、

楽しく過ごせても、

仲良しのお友達がお休みの日などは、

時間まで何をしたらいいか、

つまらなくなってしまうこともあったようです。

 

先生に怒られて、3日間お休みしたのも5月だったような・・・

ご興味あればこちらも↓

www.grigra-mom.com

 

ですが6月、7月は、落ち着いて過ごせていたようです。

自分から、何をして過ごそうか考えて行動できていたり、

お友達にも穏やかに優しく接しているとのことで

安心しました。

 

少し離れた公園までみんなで歩いて出掛けた日、

先生が先頭を歩き、その後ろが小学生、

中学生は後ろを歩いていたところ、

ぐらが、後ろから

「せんせーー!自転車来てますー!」

と教えてくれたというエピソードから、

自分達だけでない、周りを見る余裕があり、

それは社会性に繋がると言って頂けました。

 

新しいボードゲームが来た日、

説明書を読んで、すぐにみんなに説明できていた

ということから、読解力、理解力が高いとも

言って頂きました。

いろいろツッコミどころはあると思うのですが、

良いことばかり伝えて下さいます(笑)

 

中学生になり、体を動かす機会を増やした方が

良いとアドバイスを頂き、

(体力なし男)

2学期は、少しづつ体力をつけられるよう

考えていきたいと思います。

 

また、学習意欲の低下を相談したところ、

ぐらにとっての一学期は、

まずは気持ちを整えることが第一優先だったはず。

なので、徐々に整ってきた今、

これからだと思いますよ。

と言っていただきました。

ぐらの通う適応指導教室には、小1から中3まで

様々な学年の子が通室しており、

みんな同じ教室で過ごしています。

中学生も多く、中3、中2の先輩方もいます。

高校の話や、受験を意識している先輩方の話を、

直接聞く機会もあります。

いい刺激になるのでは?と期待しているのですが、

まだぐらは、どこか他人事といいますか、

「へぇー。たいへんだねー。オレまだ1年だし」

という感じです・・・。

 

先生には、学校との距離感や

担任の先生との様子もお伝えし、

2学期以降も適応指導教室で

お友達や先生とのコミュニケーションを

学ばせて頂きたいとお話してきました。

 

 

教育相談員さんとの面談

適応指導教室の職員室にいらっしゃるので、

普段の様子もちょくちょく見て頂けています。

やはり担当の先生と同じ、

 

「4月5月は、モヤモヤしてましたね」

 から始まりました。

4月、5月のぐらのモヤモヤは、

もちろん私も感じていました。

ため息も多かったり、ピリピリしていたり、

覇気がないことも多くありました。

完全不登校になった自分を受け入れる時期でもあり、

思春期でもあり、心もごちゃごちゃしているのかなと

思っていました。

でも、聞いても私には話してくれませんでした。

が、ぐらは相談員の先生に心のモヤモヤを

話すことができていました。

 

「今までの適応教室と雰囲気が違っちゃって・・・」

 

学校も同じですが、先生が代われば、

教室の雰囲気も変わります。

悪いことではないのですが、

ぐらは敏感なところがあるので、

戸惑ってしまったようです。

 

相談員の先生は「うんうん」と、

ただただ話を聞いてくれたそうです。

ぐらも、相談員さんに話を聞いてもらって

少し楽になったと、言っていました。

私じゃなくてもいい、誰かに

「相談する(話をする)ことができた」

ということに成長を感じました。

そして、

「6月以降はいつものぐらくんでしたね。

雰囲気とか空気を、人一倍敏感に感じちゃう子だから、

最初は苦労したでしょうね。

でも、ちゃんと適応しましたね!!」

と、言って頂きました。

 

私は「(適応するのに)2か月かかりました」

と言ってしまったのですが、

相談員さんに、

「2か月適応できたんですよ!!」

と言われ、ハッとしました。

 

そうか、時間はかかっても、

適応できた!その力がある!」のか!!

 

当初の、雰囲気が違う、違和感や居心地の悪さから

その場を離れる(行かない)選択もあったけど、

ぐらは、行く選択をして、努力した。

そして、しっかり成果を出した

今は新しい先生ともうまくやっているようだし、

自分で乗り越える力を持っている

改めて思えました。

 

ぐらの個性、特性を理解してくださり、

モヤモヤした気持ちや、不安を話せる先生がいる、

楽しく過ごせるお友達がいる、

そんな居場所があって、

本当に有難い、感謝ばかりなのですが、

加えて、思うのは、

ぐらは、自分の力でここを居場所にした

ということ。

大切な「力」をしっかり養えていることを

嬉しく感じた中学1年1学期でした。

 

さらに素敵なエピソードを。

適応指導教室に初めて通室してきた子に

担当の先生が「自己紹介できるかな?」と

声をかけたら、

その子は、自己紹介が苦手だったようで

モジモジしてしまったそうなんです。

すると、ぐらとぐらの仲良しくんが

2人でその子のところへ来て

「自己紹介、したくなかったらしなくてもいいよ」

「しなくても平気だよ」

って優しく声をかけたんですって。

学校では、自己紹介って、

得意だろうが苦手だろうが、

関係なく順番がまわってきて、

なかなか避けられないものですが、

ここは、無理しなくても大丈夫な場所だよ

ということを伝えてあげられたようなんです。

2人の行動に、相談員さんも担当の先生も

感心したそうです。

だてに色々経験してません。

さすが、適応指導教室歴5年目のベテランさん(笑)

ほっこりです。