ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

挑戦の夏!

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 
夏休みが終わります。
我が家の次男ぐら(中1)、
毎週末カードショップで行われる
カードゲームの大会に
参加しているのですが、
この夏、新たな挑戦をしました!
 
公式大会に出る!

普段との違いは?
タカラトミー(カードの発売元)への公式登録の上、
ネットでの事前エントリーが必要。
全国で開催されるので出場者も多く、
上位になると、
賞品が豪華に出る!
(賞金が出ることも!本格的!)
全国順位(公式順位)に入れるチャンス!
 
ざっとこんな感じのようです。
 
エントリー受付は早い者勝ちのため、
受付開始日の時間前から、パソコンを準備して、
時間と同時にエントリーボタンを押す!
ギリギリの番号で、なんとかエントリーできました!!
秒で受付終了になるほどの人気です。
 
公式大会は、全国に会場があるものの、
いつも通っている店舗では開催していません。
ぐらは、この時
「東京 秋葉原」
の会場を選択しました。
 
秋葉原と言えば、
カードショップ、
アニメグッズ、
フィギュア、
プラモデル、
などのお店がひしめき合う「聖地」です。
人もたくさん!
メイドさんも地下アイドルもたくさん!
これらが好きな人が集まってくる街だけあって、
熱量がすごいというか、
街に活気があるように感じます。

会場に着くと、参加予定の方と、
キャンセル待ちを狙った方が
集まっていました。
高校生、大学生くらいの年代の子が多く、
ぐらが小さく見えました。
主催者さんの指示に従い、
スマホでエントリーをしていると、
その手順に少し戸惑ってしまったぐら。
すると、横にいたお兄さんが
「何か分からないことありますか?」と
声をかけてくれる、優しい世界にほっこり。
お陰で、無事にエントリーできていました。
 
「よろしくお願いします!」
対戦相手のお兄さんに
元気良く挨拶するぐらを確認して、
私はしばし1人時間ー。
といっても、(腰痛持ちなので)
ほぼコーヒー屋さんでゆっくり涼んで待ちました。
贅沢な時間です。
 
大会後のぐらと合流すると、
興奮冷めやらぬ勢いで
 
すっごい緊張したんだよー。
何回も深呼吸してさー。
けど、すっごい楽しかった!
予選突破したんだよ!!
でも本選は、1回戦で負けちゃった。
でも、楽しかったからいいんだー!
 
なんて清々しい!
 
この大会に、
「出場したい!」
というその思いから、
いつ、どこで開催される?
エントリー方法は?
参加費はいくらかかるの?
事前準備は何が必要?
◯時に会場に着くには、何時に家を出たら良い?
駅から会場までの地図は?
当日の受付方法は?
初めてのことばかりですが、
ぐらはこれらをスマホやパソコンで
とにかく調べまくり、
自分の力だけで、参加までこぎつけました!
 
私は、エントリー前に
会場リストから、
「うちから行けそうな会場(距離)はどのあたり?」
の質問に答えたのと、
当日同行しただけ。
 
大会後、
「せっかく秋葉原に来たから、
他にも行ってみたいお店がある」
と、これまた事前に自分で調べていたお店、
数件をまわり、大満足のよう。

 
普段、やりたいことがあっても
慎重な部分があったり、
面倒くさがりな部分もあったり、
不安が先立ってしまうこともあったりで、
「やりたいけど」と自分でストップをかけて
しまうことも多いのですが、
今回、
やってみたい、行ってみたいという気持ち、
その思いの強さで、
ぐらには、こんなにも動ける力があるんだと
達成感、充実感、満足感、
に満ち溢れたぐらを見て
改めて感じました。
 
ぐらは普段、学校に通っていません。
適応指導教室へは通室しているのですが、
勉強や部活、学校行事などに
打ち込む姿みたいなものを
なかなか見る機会がありません。
それでも
「この子は大丈夫。」
「なんとかなるし、なんとかできる。」
と基本的には思っているのですが、
ふと、
「本当に大丈夫?」
なんて、思ってしまうこともあり・・・
 
自分でやりたい(参加したい)と思ったことを、
どうしたらやれるのか(参加方法)を調べて、
さらに、それを行動に移して(エントリーして)
そして、大きな緊張を乗り越えて、
実際にやりたかったことができた!(参加できた!)
 
この経験は、たかが遊び(カードゲーム)に参加する
というだけのことなのですが、
大きなことを学び得たように思えてなりません。
 
そして、私も
これだけ主体的に動いて
やり遂げた息子をみて、
成長を感じられたし、
「やっぱり大丈夫か。」
と思えたし、
苦手なことを無理にやらせるより、
この子の「やりたい」を尊重して
あげることが大切だと感じました。
 
逆を言うと、
「やりたい」と思わないことには
動けない人なので、
小さなことでも「やりたい」という
気持ちが増えていくような、
関わり方をしていきたいと
改めて思ったのでした。