ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

不登校生の新年度。

こんにちは ぐりぐらママです🌈

 

次男ぐら、中学2年生になりました!

始業式、学校へは行きません。

適応指導教室に行く予定でしたが、

こちらもお休みしました。

熊のぬいぐるみを抱いて寝るひよこ

前夜から雲行きは怪しかった(笑)

母「中2はどんな感じで行く?」

ぐら「今まで通りでいいよ」

母「現状維持ね!それ大事ね!」

ぐら「でもさぁ、、、(適応指導教室)行きたくないなー」

母「そっかー。どーするー?」

ぐら「んー。でも行くよ。」

 

こんな会話(アピール)がありました。

 

始業式の朝は、8時起床。

朝ごはんも食べて、着替えもして、

10時からの適応指導教室には

まだまだ時間があります。

じーっと、笑うわけでもなく、

無言でYouTubeをみていました。

いざ時間になっても動かず。

そして、ボソリ

「行きたくない・・・」

「行かない。」

 

なるほどね。

 

朝は、”行きたくない”けど、

”行かなきゃ”とか”行ったほうがいいな”とか

そういう気持ちがあって、起きてきた。

でも、やっぱりそれ以上は、

動くことができなくなった。

もうどうでもいいから「そっか~」とごまかすひよこ

でもそれって、

自分の気持ちに気づいて、

自分の心を大切にする選択が

できたってことじゃない?!

 

You Tubeを見て、

ただ時間を潰していたわけではなく、

いろいろ考えていたんだね。

 

春休みは、毎日

「今日はこれしたいんだ!」

「明日はここに行ってくる!」

とイキイキしていたのに、

新学期が始まった途端に、

心がどんよりしていて、

見えない何かに縛られて、

心がモヤモヤして、

行かないと決めたことを

ママに伝えてからも、

なんかスッキリしなくて、

なんならそこからが本当の勝負というくらい、

心の中では葛藤がある。

 

どんより沈んでるひよこ

でも、そのモヤモヤから

抜け出したいと、

「ちょっと散歩行ってくる。Pokemon GOやってくる」

と外に出てみたりもした。

(3分ほどで戻ってきた。)

 

自分でなんとかしようとしている。

吹っ切ろうとしている。

気持ちを切り替えようとしている。

でも、うまく気持ちが切り替わらなくて、

モヤモヤが抜けない。

 
私、息子が小学生の頃は、
こうやって息子が葛藤している時、
学校に行かれないことで苦しい気持ちになる
息子を「可哀想」だと思っていました。
 
だから、なんとかしてあげたかった
 
息子の場合は、
少しでも、学校や適応指導教室に行かれれば、
少しだけ罪悪感が減るから、
”連れて行く”という手段で
息子の心を軽くしてあげることを優先
してきました。
 
でも、中学生になってから、
それ止めてみたんです。
 
思春期、反抗期の、
「余計なお世話!」
みたいな感じが、
息子からの
「もういいよ」ってサインかもと思って。

 
そのモヤモヤや葛藤する姿を
「苦しいだろうな」
といった見方は変わらないんですが、
そこに
「可哀想」という気持ちはもうなくて、
手探りながらも「自分と向き合ってる」
と見えたんです。
 
そしたら、
「いい時間だ!!!」
「いっぱい考えたらいい!!」
「いっぱい葛藤したらいい!!」
 
そう思えている私がいました。
 
これ、長男が不登校だった時、
ある方に言われたんです。
不登校はいい時間だって。
 
だから、頭ではわかっていました。
なので、いい時間にしなくちゃって
思ってしまう部分があったり。
でも正直、次男に対しては、
なかなかそんな風に思えていなかった。
 
もちろん、
少しの時間でも連れて行くことで
心の安定に繋がるサポートは、
あの頃の息子には必要だったと思うんです。
 
それを経ての今、
行くか、休むか、自分で選択をしたその後の
自分の心の調整を、自分で引き受けること、
それが、たとえ時間がかかっても今の次男には
できると思えています。
 
そんなこんなで、お昼近くになりまして。。。
なんと、お友達から、
お出かけのお誘いが!
「○○行こうだって!」
「ママ、今から遊びに行ってきてもいい??」
と、この日やっと笑顔が見られました。
「こんな日は、パーッと遊んでくるのが一番!」
とかなんとか言っちゃって。

ワクワク出掛けていきました。
 
嵐が去ったようなリビングで1人、、、
さっきまでのあのどんよりは、いったい何だったんだろう?
と考える母。(笑)
 
ひとしきり遊んできた息子は、
スッキリとした顔で帰宅。
「いやぁー楽しかった」

 
そして翌日
次男は朝からとても軽く、
なんてことなく適応指導教室へ出掛けて行きました。
自転車で食べ物を運ぶ宅配員ひよこ
 
なんて言うか・・・
そういうことか。
 
やっぱり大丈夫でした。
子供は、子供のタイミングで、
エネルギーが溜まれば、
ちゃんと動き出しました。
 
うん。それでいい。
全身でナイスを表すひよこ
 
焦らずいこう!
 
と、スタートを切ったわけですが、
そこから1週間が経ち、またもや新たな展開に。
それはまた別のお話にできたらと思います。