ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

また一つ、経験を積んだと思った話。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

我が家の次男(中3)の趣味はサイクリングです。

ある日、私が外出から戻ると、次男の自転車がありません。

 

👩「出掛けたの?気を付けてね」

👦「はーい」

と、簡単なメッセージのやり取りをして、

こっそり息子のスマホの位置情報を検索すると

なんと、我が家から3~40㎞はあると思われる地域を検知。

ママチャリの距離を超えている。

自転車で食べ物を運ぶ宅配員ひよこ

18時すぎ

「いまどこ?そろそろ帰っておいでー」

とメッセージを送ると

「いまここ」と写真が送られてきた。

東京ビッグサイト!

(ずいぶん攻めたね😅)

「お腹空いちゃったんだけど、ご飯食べて帰ってもいい?」

とメッセージがきた。

そこから帰宅にはかなりの時間がかかるので、了承。

 

20時すぎ、また位置情報をみると

ある都心の駅周辺で動かなくなる。

帰宅の方向ではあるものの、

メッセージも既読にならず、

なにかあったかと焦ったら、

「ファミレスでご飯食べてたー」

と呑気にメッセージがきた🤭

(まぁ良かったけど🤭)

そして

「ままー」と、メッセージが。

なんとも可愛いのだけれど、

次男が、ひらがなで「ままー」と

入れてくる時は、必ず何かある時。

そう、心構えが必要な時。

 

「(スマホ)充電があと1%しかない」

「充電切れたら帰り道わかんない」

「連絡も取れなくなる。どうしよ。」

「ママの電話番号教えて」

 

なぜ1%で申告?!

なぜモバイルバッテリー持たずに遠出?!

と、つっこんでいる時間はない。

さぁ、どうする?!

 

まず、私の携帯番号を送り、メモするよう伝える。

駅に一時預かりの駐輪場があれば、

自転車を置いて電車で帰ってきたら?

とアドバイスするも、

「ICカードにチャージがない。

いざというとき用にカバンに入れている小銭で

足りるようならそうする。

とりあえず、このまま行けるところまでいく!」

というメッセージを最後に、連絡は途絶えた・・・

息子よ、何処へ・・・

 

私は息子を信じて、待つことしかできない。

(位置情報も、ざっくりとした場所しか検知せず)

 

そこから、30分くらいして”公衆電話”から着信。

「もしもし~✨」

声聞けた~😭

次男の人生初公衆電話!初電話ボックス!

「今、◯◯区◯◯」と、

電話ボックスに書かれている住所をしっかり伝えてきた。

が、すぐにピーっと電話が切れた💦

 

夫に報告すると

「◯◯駅に向かって、そこから◯◯道を◯◯方面で帰れるっしょ」

って、なんとも軽い。

 

いやいや、あなたにとっては

簡単かも知れないけど、

相手は土地勘のない子ども!

 

「え?車じゃないんだよ。住宅街入ったら、

看板もないし、方向すらわからないものでしょ!」

と少々強めの口調で言ってしまい、

それ以上相談するのはやめた。

(心配の温度が違うと察しました。)

 

すると、またすぐに着信。

「どっちに行ったらいいかもわかんなくなって・・・駅も線路もないんだよ・・・」

 

この時、すでに夜9時半を過ぎていたので、

「OK!迎えに行くから待ってて」

この日の冒険は、ここでタイムアップとしました!

 

「暗い場所だと危ないから、近くに交番とか待てそうなコンビニはない?」

と伝えると、

「無さそう」

という一言だけでまた電話が切れてしまった。

 

またしばらくして着信。

「◯◯(ファミレス)があったから、そこにいるね」

 

ひとまずファミレスなら安心。

ただ、夜10時近かったので、

中学生が1人で店内にいたら、

店員さんも気にかけるであろう時間。

(私的には、外で迷ってウロウロしているより安心ですが)

 

すぐに、息子が伝えてきた住所を

車のナビにセットして、

一応、夫にも「迎えに行ってくる」

とだけ伝えて、出発。

車でドライブをしているひよこ

惜しかったー。

思ったより近い所まで戻ってきていて、

3〜40分で、ファミレスにいる次男を無事確保!

 

次男の所持金、200円。

200円で注文できるパンを一つだけ

頼んで待っていました。

ファミレスの入口扉がよく見える席に座り、

私が扉前に行くと、大きく手を振ってアピール。

 

そして第一声

「遠くまで来ちゃってごめんなさい。」って。

「そんな薄着で、寒くなかった?」

持っていった上着を渡すと、

何度も「ありがとう」って言ってました。

 

ファミレスの駐車場で、

二人で自転車を車に積んで、

帰りの車は、スマホが使えないから

たくさんお喋りしながら帰宅しました。

 

安心したのか、

「あの時、まずママの携帯番号聞いたの、英断だったと思わない?」

ですって(笑)やれやれ🤣

 

現状のこと、

高校生になったらのこと、

その先のこと、

大人になったらのこと、

楽しみにしていること、

心配に思うこと、

趣味のこと、

たーっぷり話せて楽しかった。

夜のドライブだったから、

いろいろ話しちゃった〜みたいな、

夜のドライブ効果もあったかも知れません(笑)

 

結果、貴重ないい時間になりました。

 

ちなみに、私がちょっとキツく言ってしまった夫ですが、

翌日、

「はい、プレゼント!」と、

大容量のモバイルバッテリーと、

分厚い都内の地図

を次男に買ってきました(笑)

「スマホ使えなくなったら、

この地図をみて、帰ってきな。」

ですって。

ぶっきらぼうですが、次男への気持ちはちゃんとありました。

(持ち歩くことを忘れないように🤭)

 

また、ひとつネタが経験が増えました。

無事で何より😅(笑)