ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

不登校さんの高校受験<志望校を決められない理由>

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

いよいよ12月。

私立高校では、出願が始まっている学校もありますね。

 

我が家の次男も先日、

通信制高校に出願を済ませました。

パソコンで仕事している熊の頭の上で応援するひよこ

志望校選択について。

いくつかの学校の説明会や体験授業など

各学校のイベントに参加し、

志望校を決められるだろうと思っていたのですが・・・

 

次男は、どこの学校に行っても、

「ここもいいよねー」と言って

志望校を決めようとしませんでした。

 

なにが引っかかるのか?

なにを不安に思うのか?

話を聞いてみると

「ここ!って(志望校)決めちゃうのが怖いんだ」

と、言いました。

「怖い」

次男にとってそれは、

学校生活を送れなかった経験から出る感情。

勉強がストップしてしまっている事実から出る不安。

学校を”自分で選んでいい”と言われても、

がんばりたい気持ちはあっても、

どこを選んだらいいのかわからない。

それが、怖いという表現になったと、

話を聞いていて感じました。

 

自分の選択に責任が伴うこと、

次男は、私が思う以上に、

自分と自分の現状に向き合っているようでした。

 

次男のその気持ちを聞いてから、

また少し日が経ち、

「行けるものなら◯◯高校に行きたい。

授業もだし、スクーリングも◯◯高校がいい。」

と話してくれました。

次男は自分で第一志望校を決められました。

 

なぜ「怖い」を克服できたのか?

 

息子の不安要素はおおまかに2つ。

学校生活と勉強面。

 

学校生活に関しての不安は、

こればかりは、行ってみないとわからない!

ただ、体験授業や説明会、文化祭など

何度も各校に足を運びました。

(同じ学校にも何度も行きました。)

実際に生徒さんがいる時間にも行ったり、

先生や先輩たちが声をかけてくれたり、

スクーリングの話なども聞けたので、

少し入学後のイメージができたのかな

と思います。

 

もう一つネックだったのは、学習面。

(これが大きいと思われる)

実は、第一志望に選んだ学校の入試は、

面接(保護者同席)

作文提出

学力テスト

の3つでした。

 

「行けることなら」という言い方をしたのが、これ。

学力テストに自信ゼロ。

(当然ですね、自信あったら逆に驚きます🤭)

なので、

入試に学力テストがない学校を選択しようか

迷っていたところもありました。

絵文字風の深く考えるひよこ

でも、自分にとって魅力的な学校に行くには、

学力テストが必須。

ひとまずプレテストを受けてみることにした。

そこで先生が「大丈夫だよ」と声をかけてくれた。

自分にもできるかもと思えた。

少し勉強してみようと思えた。

もう一度挑戦してみようと思えた。

そして先月、

2度目の入試のプレテストを受けました。

 

その結果、

入試基準点をクリアでき、

もし、受験をするのであれば、

入試での学力テストは「免除」です。

という通知を頂くことができました。

予想外の「免除通知」に、

「ぃよっしゃぁー」

と、リビングをピョンピョン跳び跳ねて、

大喜びした次男。

(喜び方幼稚園から変わらない🤣)

私とも、ガッツリと握手して満面の笑み。

不安だったよね。頑張ったね😭

大喜びな親子だけど、

決してまだ、合格したわけではありません🤣

この時点ではまだ、出願すらしていませんから🤣

 

ようやく志望校が決まっただけ🤭

 

不登校から一歩を踏み出すのは、とても勇気がいること。

行動を起こすことはもちろん、

不安を言葉にすることも、

簡単ではないと思います。

 

息子が何気なく言った

「ここ!って決めちゃうのが怖いんだ」

曖昧な表現だったけど、

素直に伝えてくれたことで、

そこから見えたものがありました。

 

ちなみに。

志望校は、

本人の気持ちを一番に優先する!

というスタンスではいたものの、

やはり、親は親目線として

ここは違うかなー

と思う学校も、もちろんありました。

どこも素敵な学校だったので、

良い悪いではなく、

息子の理想の高校生活を当てはめつつ、

今の息子の状態に無理はないか、

というところを気にかけてみていました。

本人が第一志望に決めた学校は、

私も納得の学校だったので、

正直ホッとしました(笑)