テレビドラマ「ドラゴン桜」にハマっています。
なかなかオンタイムで観られず、先週分(第5話)も昨日ようやく。
第5話は発達障がいの子に焦点が当たった回でした。
役者さん達の台詞が、たくさん胸に刺さりました。
(以下ネタバレあり)
東大を目指す「東大専科クラス」担当、桜木先生(阿部寛)は、発達障がいのある健太くんに「東大に入れてやる!」と東大専科クラスへと誘います。
彼は、耳からの情報を処理をしにくく、目からの情報処理能力に長けている「視覚優位」な子でした。
学校の一斉授業では、彼は苦手な部分ばかりが目立ち、成績は低い。
担任の先生は「この子に勉強を強制しても負担にしかならない」と勉強させることに反対します。
しかし桜木先生は、健太くんの特性を見抜き、彼に合った学習方法で学ばせます。
興味のないことに集中できないなら、興味のあることから学習に導く。
健太くんは、虫の羽の動きについてとても興味がありました。
英語で書かれた論文を辞書を使って読解し、さらに自分の考えも英語でまとめます。辞書一冊分記憶してしまいます。
テストはクイズといって取り組みます。
苦手な科目もゲームとして取り組みました。
彼に合った学び方で、どんどん力が開花していきます。
担任の先生が「才能に気付けなかった私は担任失格」と落ち込むと、
桜木先生は
「あなたがいたから学校が安心できる場所になった。才能を伸ばすのに何より重要なこと!」
と言うのです。
そして、健太くんが担任の先生を信頼しきっている様子も見えて、素敵でした。
また別の場面で健太くんが
「ぼくは、みんなみたいにできない。みんなが簡単なこともできない。みんなの邪魔になる、迷惑をかける。ぼくはいらない。」
と悲観的になる場面があるのですが、桜木先生は言います!
「いらない命、そんなもんあるわけない!できないからなんだ?!その為に仲間がいるんだろう!!」
「みんなと同じ方法でやる必要はない。お前だけの方法が必ずある」
ドラマの中の健太くんが、どこか次男ぐらと重なる部分があり、感情移入しまくりで観てしまいました。
ぐらも彼と同じように、悲観的になって、同じようなことを言ったことがあります。
「みんなみたいにできない。みんなに迷惑をかける。いない方がいい」
私も桜木先生のように「できないからなんだ!!」と払拭できたら良かった。
私は「そんなことないよ」と、なんだか中途半端な甘ったるい受け答えしかできませんでした。
桜木先生、ぐらに喝を!
いや、私に喝を頂きたい!!
「ぐらにはぐらの学習法が必ずある!」
そして学園理事長の台詞も深かった。
「世の中いろいろな人がいる。社会に出たら、そういう人達と手を取り合って生きていかねばならない。多様性を尊重し、互いに協力していくことを学んでほしい。」
大きく大きく頷きました。
次男ぐら。HSC気質であり、発達凹凸。
集団にいることに違和感や苦しく感じる場面が多々あります。
ぐらの担任の先生は「学び合い」という言葉をよく使われます。
私は、少数派であるぐらを、大多数に合わせようと、ぐらを変えようとしてしまっていました。
もちろん、ぐらが大多数に歩み寄ることが必要な場面もあるのですが、全てが全てではなくて良いと思えるようになりました。
お互いの個性を認め合い「学び合い」として、お互いが成長していけることが、このドラマの理事長の台詞と重なりました。
中学、高校とまだまだ続く学校生活のことを考えると、不安もたくさんあるのですが、ぐらにも、安心の居場所とぐらに合った学び方が整ったら、もしかして、ものすごい力を発揮しちゃったりして?!🤩と、なんだかとても前向きに、背中を押してもらえたような、ワクワクした気持ちになれたドラマでした。
次回以降の放送も楽しみです。
がんばれ、ドラマの中の健太くん!!