ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

運動会恐怖症

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 
運動会の季節ですね。
運動会は、楽しい行事だと思っていました。
 
次男ぐら
幼稚園の頃は、とにかくニコニコで、
リレーでは、親はもちろん、知り合いママ達、
みんなの声援に手を振って応えながら走るし😊🖐
 
年長さんの組体操は、それはそれは真剣な顔つきで😐
 
小学校、低学年のダンスはお尻振ってるだけで、可愛くて🥰
 
大玉転がしの大玉が近づいてくる時のワクワクした顔🤩
 
苦手な徒競走も、ビリでも最後まで走りきる姿😣
 
親としては、子供の楽しそうに取り組む姿や、必死に頑張る姿に
成長を感じて、一緒に楽しむ行事でした。
 
学校なんて大キライ!
と、言い出すまでは。
 
小3の運動会は、登校渋りの真っ最中!!
保健室登校がメインの頃でしたので、
運動会のプログラム、
すべてに参加するのは無理と判断し、
種目を絞り、「クラス対抗競技」と「応援団」に
参加することにしていました。
練習にも参加していました。
が、当日、クラス対抗競技の最中、
突然固まってしまったぐら。
ジャンプしなければ進まないところで、
ぐらは動かなく(動けなく?)なってしまいました。
朝礼台で全体の指揮をしていた担任の先生が
飛び降りて、駆け付けてくれて、
ぐらを抱っこして列から外しました。
 
そのまま競技は続けられ、
ぐらのクラスは大幅なタイムロスと
なったにもかかわらず、
1位でゴールできました。
これで負けたら、ぐらが責められてしまう!
という思いがこみ上げていたので、
正直ホッとしました。
でもぐらは、当然落ち込み、
別の場所で、相談室の先生に
慰めてもらっていました。
 
家族でお弁当を食べ、
少し復活したかのように見えたぐら。
午後の応援団に参加しました。
 
応援団は、みんなの前に出てパフォーマンスします。
練習はよく頑張っていたそうです。
ただ、練習と本番は違いました。
 
ぐらは、応援合戦の途中で、
その場から走って逃げ出しました

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大勢の中に入ること自体に
負担を感じていた頃でした。
練習とは違う大勢の観客、視線、
午前中の競技の様子からも、
もうぐらは限界でした。
なのに親である私は、
ぐらの気持ちを察してあげることも
寄り添ってあげることもできず、
「気持ち切り替えていこう!」
「頑張って練習してきたんでしょ!」
「頑張って!」
などと言って、応援合戦に参加させたのです。
ぐらは、大きな声で、必死に踏ん張り、
パフォーマンスしていましたが、
気持ちが溢れてしまったようです。
 
途中で逃げ出す。
その事実を目の当たりにした私も、
ぐらを抱きしめながら、
ぐらとは違う立場で、違う思いで、
苦しさを味わいました。

 

運動会を頑張れたら、自信になるはず!
その後の学校生活が変わるはず!
という先の事ばかりを気にした
大人の勝手な思いだけで
ぐらの背中を押していた。
ぐらの今の苦しさや気持ちを
わかってあげられていなかった。
 
「もう、帰ろうか」
 
早退し、一緒に帰宅しましたが、
私は、涙が止まりませんでした。

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翌年の運動会もいろいろあり、欠席。
昨年は、コロナ禍で運動会が中止。
小学校最後運動会となる今年は、
簡略化での開催となりました。
 
運動会恐怖症の私は、
参加してもしなくてもどちらでもいい。
本心でそう思っていました。
ぐらは、参加を決めました。
練習にも、積極的に参加し、
「疲れるけど、楽しいよ」
という言葉が聞けた時は、
なんとも言えない気持ちになりました。
 
そして、運動会当日を迎えました。