ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

ぐらの 探求心

「探求心」

最近よく聞くようになりました。

 

実は長男ぐりが最初に進学した普通高校は、

「探求」という授業がありました。

そこに魅力を感じ受験しました。

(本格的に始まる前に転校してしまいましたが)

 

好きなことを深く掘り下げていく学び。

それが、自分で考えて判断する力に繋がるといいます。

  

次男ぐら、小学4年生の時のことです。 

家族で江ノ島へ出掛けました。

水族館が好きなぐらは、新江の島水族館を堪能。

くらげエリアは食い付いて見ていました。

お土産は、ぐらは、亀のぬいぐるみ。

ぐりは(当時中学3年生)バーバパパのぬいぐるみという、ぬいぐるみ大好き兄弟。

亀きち(命名)とバーバパパの両者とも、今でも可愛がられています。

 

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その後、海辺へ。

夏ではなかったので、水着や着替えは持っていきませんでした。

多くの子供がズボンを捲って、足だけ海へ。

きゃっきゃきゃっきゃと遊んでいたので、ぐらも遊びたくなりました。

「着替え持ってないから、足だけね〰️」

と行かせました。

 

周りの子供達は、波がくると、

やっほーい!

いえーい!

と言いながら、波に合わせて

ジャンプしたり、波に当たらないよう

走って逃げたりしています。

そして、引き波は、ピチャピチャと足踏みしています。

 

 

「ぐらは、(波の)いいタイミングでジャンプできるかな?」

と思いながら見ていると、、、

あれ?

波が来ても、微動だにしません。

ザッパーン

と波が足に当たり、捲っていたズボンも当然濡れています。

ピチャピチャと足踏みもしません。

振り返って、波の行方を見ています。

 

あれれ??

どーしちゃった?

なんで動かない??

大丈夫かな??

と、撮っていたビデオに私とぐりの声が入っています(笑)

 

何度も波に打たれて、ズボンも捲っている意味がないくらい

びしょびしょになり、戻ってきたぐらが

満面の笑みで言いました。

 

「波がどーゆーものか、わかったよ!!」

 

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ぐらは、寄せては返す波というものを、

ジャンプや足踏みで避けず、

あえて自分の足で体感していたようです!!

 

どういうものか知りたくて、じっとしてたの??

と聞くと

「うん!」

といい笑顔。

 

寄せては返す波のリズム、力、仕組み、などを

(もちろん深く理解したわけではないですが)

体感することで、ぐらなりに理解したようで、

私にも嬉しそうに説明してくれました。

納得したようでした!!

 

私は単に、周りの子と同じように楽しめるかな?

と型にはまった見方をしてしまっていたのですが、

ぐらは、ぐらなりの不思議を探求することに

楽しみを見つけていたことに

気づかされた出来事でした。

 

ほぼ学校の授業に出られていない時期だったのですが、

(今でも出られる時間は少ないのですが)

ぐらは、面白い発想がでる人で、

繊細な部分があるだけに、

小さいことにも気づけることがあります。

みんなと同じでなくていい。

もっともっと、世の中の不思議を見付けて

ワクワクしながら探求していってくれたらいい。

そうと思った出来事でした。

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