ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

不登校息子が登校した話のその後。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 
我が家の不登校息子(ぐら中1)、
2学期の始業式に突然登校しました。
その後、現在のぐらは、今まで通り
学校は不登校、適応指導教室に
通う日々となっています。

始業式翌日も、ぐらは朝から登校しました。
先生のお話では、この2日間は、
特に特別な対応をして頂くことなく
過ごせていたそうです。
 
さらにその翌日。
始業式から3日目。
目覚めて一言
「やだなー」
目は覚めているのに、体が起き上がりませんでした。
先生からみて特に大変そうでなくても、
本人はかなり頑張っていたんですね。

「今日は休憩したい。学校じゃなくて、適応教室に行きたい。」
と言いました。
 
今日の自分は、
どこで過ごしたいか、
どこでなら頑張れるか。
それを感じて、考えて、決めて、
そして伝えることができました。
 
4日目。
「今日は行かなきゃ」と言い、
ため息とともに起きてきました。
 
始業式と2日目は「行ってみたい」という気持ちだったのが、
3日目は「イヤだな
4日目は「でも、行かなければ
と、ぐらの気持ちは明確に変化していました。
 
「行かなければ」と、頑張って登校したのですが、
3時間目に先生からお迎え要請の連絡が来ました。
ぐらは、学校の数あるルールや、
自分の何気ない行動に注意を受ける学校生活に、
キャパオーバーとなってしまったようです🥴
ちょこちょこやらかしたようですが、
最後は、学校から逃げ出そうとし、
男の先生4人に取り押さえられ、
暴れて抵抗(🌀😱)するも、
捕獲されるという結末。。。
 
そもそも、注意を受けるような行動を
慎めたら言うことないのですが・・・
ぐらにとっての何気ないこと
(例えば、体操着の裾をズボンに入れていないとか)
にも学校にはルールがあって、
またそれを”当たり前”に注意、指摘される環境。
ぐらにとっては、とても窮屈な環境なのだと思います。
 
連絡をもらって私が迎えに行った時には
もう体から力も魂も全て抜けきった
脱け殻のような放心状態のぐらがそこにいました。

今日、頑張って登校したんだよね。
こんなことになるはずじゃなかったね。
と声をかけると、
ぐらは手で顔を覆っていましたが、
唇を震わせて泣きました。
 
私だって、
こんな姿の息子を見たかったわけじゃない。
こんな状態になるなんて、、、
学校なんて行かせるんじゃなかった、、、
正直、この時はそう思いました。
 
帰宅後、カウンセラーさんに
アドバイスをもらいながら、
ぐらに事の経緯を改めて聞き、
「自分の気持ちに良いも悪いもない」
ということを前提に、
気持ちをすべて吐き出させました。
 
気持ちを聴いていくうちに、
ぐらのやらかしのような行動からも、
こうしたかっただけなのに・・という
肯定的な意図が見えてきました。
 
翌日の放課後、一緒に学校へ行き、
先生と面談をしました。
いろいろな話をしました。
自分の行動の反省点を
自分の言葉で先生に伝えました。
また先生も、
もっとできることがあったと思う、
など話してくれました。
 
学校に行かれない自分。
学校に行ったら怒られる自分。
そんな想いばかりが
さらに大きくなっている息子にとって、
学校とは何なんだろう。
学校でしか学べないことって何だろう。
それがあるとしたら、
この子にとってのそれは何だろう。
私は、面談に同席しながら、
そんなことをグルグル考えていました。
 
先生👨「なぜ2学期から登校してみようと思ったの?」
ぐら👦「なにか、変わるかなと思ったから」
 
👨「登校してみて、何か変わった?」
👦「嫌だと思う場所が、小学校から中学校に変わっただけでした」
 
こんな会話がありました。
ぐらは、中学校という場に期待をしていたんですね。
 
私は「なにか変わるかなと思った。」
の言葉には、
「変わりたい」の気持ちがあると感じました。
 
ぐらという人を変える必要はないけど、
生活習慣、行動、学習面、などの環境は、
ぐらにその気持ちがあるなら、
いくらだって、
いつからだって
変われる!!
 
自分の「何か変わるかな」の気持ちになったことから、
登校してみた!という
一歩を踏み出せるをぐらは持っている!
残念ながら結果は、
本人が思い描いていたものとは違ってしまったけど、
でも、ぐらが勇気を出して
一歩を踏み出したからこそ起った出来事だったり、
解ったことであって、
それもまた、ぐらに必要な出来事だったと
受け止めています。
 
担任の先生との面談後、校長先生とお話しする時間も頂きました。
ぐらは
「学校はまた少しお休みしたいです。適応指導教室に通いたいです。」
と自分の言葉で校長先生に宣言しました。
校長先生もまた
「そうかー。そしたら、休んだらいい。
でも、またいつでも待ってるから」
と、声をかけて下さいました。
自分の言葉で伝えられたぐらは立派でした、
「休んだらいい」とぐらに寄り添った声掛けをして
くださった校長先生にも感謝です。
 
今回の経験もまた、
この先のぐらの強さに繋がっていくと信じて、

また前を向いていきたいと思います。