ぐりは、中学2年の冬に「起立性調節障害」の診断を受けました。
<起立性調節障害とは>
自律神経失調症状のひとつと考えられている 。怠慢なのではなく、「起立や座位で脳血流が減少し、思考力と判断力が低下する」身体の病気である 。適切な治療や支援などによって回復する 。 10歳から16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は 1:1.5〜2 と報告されている 。
<症状>
循環器系の障害として捉えられており 、身体的な症状としては朝起きられない・めまい・立ちくらみ(脳貧血)が一番多くみられ、その他にも動悸・息切れ・睡眠障害・食欲不振・腹痛・頭痛・倦怠感など人によりさまざまな症状が現れる。血液による酸素と栄養の供給が悪いため、疲れやすく疲れからの回復が遅れる 。
ぐりの症状は、頭痛、めまい、倦怠感、腹痛、立ちくらみ でした。
朝は顔が青白く、とにかく辛そうでした💫
病院では、血圧を上げる薬を処方されましたが、あまり効果を実感できず、
頭痛を和らげる鎮痛剤、整腸剤などを処方してもらい、その時の症状を和らげるよう
服用しました。水分補給も大事だそうで、たくさん水を飲ませました。
自律神経を整えてくれるという整体や耳つぼマッサージにも通いました。
(保険適用外💦)
どちらも、その時は気持ちよくマッサージを受け「楽になった」と言うのですが
なかなか完治には至りませんでした。
「真面目で、ストレスを溜め込むタイプの子どもがなりやすい」
といわれている病気です。
治ったら「学校に行ける!!早く治して登校したい!」と思っている子は、
整体など効果が出やすいそうです。
治ったら「学校に行かなきゃいけないんだ」と思っている子は、なかなか効果が表れないことがあるそうです。
ぐりは後者でした。
私は毎朝、学校に出欠の電話をしないといけなかったので
「今日はどう?」と声をかけていました。
「遅刻でも行けるなら送っていくよ」
と、優しく寄り添っているつもりが、ぐりにしてみたら重圧だと気づきます。
(私も朝の学校連絡は、本当に苦痛でした)
「行ける日に連絡する形にさせてもらいたい」と学校に相談し、
連絡方法を変更させてもらいました。
(朝の連絡苦痛から解放!)
登校刺激をしなくなり、その頃から体調も徐々に落ち着いてきました。
夏休みは、塾の夏期講習へも行き、遊びに出かけることもあり、
体調不良を訴えることはほぼなくなっていました。
2学期の始業式は、友達と一緒に、以前のように登校しました。
が、翌日から再び欠席します。
ここからぐりは「登校しない選択」不登校の道を進みました。