登校渋り はじまり編はこちら
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登校渋りの闘いが始まります。。。
今となっては「闘う必要あった?」と思うのですが、
当時は「休ませたら負け」とでもあるかのように、
謎の根性論が私を支配していたようで、ぐらを学校へ連れ出していたのでした。
朝、
起きません。布団から出ません。 母、おんぶしてリビングへ連れてきます。
ご飯を食べません。 野菜ジュースを飲ませます。
着替えません。靴下を履きません。 母、着替えさせます。靴下を履かせます。脱ぎます。履かせます。脱ぎます。。。
ひとつひとつ、赤ちゃん返りのようです。(抵抗です)
玄関では
靴を履きません。履かせます。脱ぎます。履かせます。。。
ランドセルは背負いません。母が背負います。
帽子はかぶりません。 そこは母もかぶりません 笑
玄関を出ると
歩きません。 引っ張ります。
歩きません。 引きずります。
歩きません。 後ろから押します。
やっと一つ目の角まで来たところで、足元を見ると、
靴、履いてないっ😲玄関前にわざと片足、脱いできている。。。
また、玄関前からやり直しです。
(コントのようですが、お互い必死です💦)
もちろん、ぐらは「行きたくない」と訴えていました。
時には大きな声で、ご近所中に聞こえる大声で
「やーだー。いきたくなーい」と叫んだことも。
引きずっていたら、知らないおじさんに
「腕とれちゃうよ~笑」と言われたこともあります。
(後ろから押すスタイルに変更)
ひどい親だと思われていたことでしょう。。。
でも、当時ぐらは登校してしまえば、保健室で気持ちを整えて、
教室に行くことができる日もありました。
そしてケロっとして下校することも、
楽しかったよと帰ってくることもありました。
もちろん、そうでない日もありましたが。
「行ってみないとわからない」
そんな毎日でした。
もちろん私も、泣きながら引きずって登校させることに、
「本当にこれでいいの?」「正解はなに?」
という迷いや不安がありました。
でも現実、仕事もしていたので、9時半までには登校させないと
仕事に遅刻する、迷惑をかけてしまうという思いがあったのも事実。
相談室の相談員さんも
「登校できているから、今は休ませないで行かせましょう」
学校も
「もう少しこのまま、頑張ってみませんか」
という見解もあり、
「それならば!」「今日は楽しいはず」「慣れてしまえば」
という思いになり、嫌がるぐらを連れていっていました。
でもぐらは、学校に行ってしまえば大丈夫だったのではなく、
頑張って頑張って頑張っていたのです。
ぐらの心の器がいっぱいいっぱいになっていました。
「ママは、ぐらを嫌なところ(学校)に連れていくからキライ!」
「ママは、ぐらを(学校に)置いて逃げた!」
「ママは、ぐらの気持ちわかってない!わかってくれない!」
「ママも誰もかれもキライになっちゃう」
「嫌なことがたくさんあって、みんなを困らせちゃう」
「ぐらが学校にいたらみんな迷惑だと思う。学校行っていいの?」
「外はこわい。出たくない。」
「ママは、ぐらのことなんで、どうでもいいんでしょ・・・」
「ぐらは生まれてきてよかったの?お兄ちゃんだけでよかったんじゃない?」
「ぐらにいいところはある?ママ教えて」
ぐらの心が私から離れていきました。
ぐらの自己肯定感が下がりまくりました。
大切な子供に、こんな思いをさせてしまった。。。
私は、子供の何をみていたんだろう、一番近くにいるのに。。。