ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

学校苦手息子の選択

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

中学校入学式の日から早退した、我が家の次男ぐら。

学校苦手息子の入学式。 - ぐりとぐらとママのきろく

 

翌週から通常登校が始まりました。

 

通常登校前日

「行きたくないけど、

どんな感じか、

行ってみないとわからないとも思うから、

一回は行ってみようかな」

と言っていました。

 

冷静でした。

 

通常登校初日

6時に起こして欲しいと頼まれていたので、

時間に声を掛けると、

ちゃんと起きてきました。

黙ったままでしたが、

ご飯を食べて、

制服に着替えて、

準備を整えて、

徐々にため息が増えていきましたが

それでも

予定時間に家を出ました!

 

が!

お隣さんの玄関前まで歩いたところで、

止まった💦

振り返ったり、また前を向いたり、モジモジ。

そして、

戻ってきてしまいました💦

「やっぱ無理」

「今日は無理」

 

でも、私には、そこに至るまでの過程から

ぐらの覚悟、頑張りが十分伝わっていました。

学校には到着できなかったけど、

朝起きて、準備して、苦手な制服を着て、

学校へ行こうと家から出た!!

 

本人的には

「登校できなかった」=評価ゼロ

だったかも知れません。

でも、私は、

行かれなかった=ゼロ

でもなければ

途中で引き返した=50

でもなくて、

100以上の力を見た!

という気持ちしかありませんでした。

 

この子には、

頑張る力がこんなにもある!!

と見えていました。

 

この日は欠席し、

「適応指導教室に行く」と言ったので

今年度初通室しました。

 

通常登校2日目。

まだ「一回は登校してみる」が

心に残っているぐら。

この日は「相談室登校」にしてみました。

学校の校舎の端っこに、相談室という教室があります。

専任の先生が常駐しています。

 

朝7時頃には、朝食も終えていたのですが、

そこから体が動きません。

「行かなきゃね」

「着替えなきゃね」

と言うものの、

ソファで横になったまま起き上がれません。

私は少し時間が気になりましたが、

この子は、この子のタイミングで動く!

と思い直し、待ちました。

が!

8時になっても、

9時になっても、

10時になっても、

体勢変わらず💦

起き上がれません。

 

もう、これ以上は苦しいかな、

と思い、

「ぐら?!」と声をかけたその時、

ぐらは動き出しました!

「行く」

(おー、やっぱり動いた!!)

 

3時間の葛藤がありましたが、

ぐらは、登校しました。

 

この日は車で行ったのですが、

ぐらは「1人で大丈夫」と言い

1人で校舎へ向かいました。

(私は車で待機)

 

が!!(今回「が!」多め💨)

相談室専用の入口が施錠されているというハプニング!

「閉まってた。もういい。行こう」

と言うぐら。

でも、

「この子が葛藤した3時間が無駄になる」

と急な使命感に燃えた私が、職員室へ走る💨

するとその途中で

相談室の先生から着信!(ナイスタイミング!)

事情を話したらすぐに開けてくれて、

そして、担任の先生も呼んでくれて、

ぐらが再度勇気を出して、相談室に向かうと

2人の先生が迎えてくれました。

👦「おはようございます。」

👩🧑「おはよう!よく来たね👍」

👦「はい」

と、たったこれだけでした。

たったこれだけで帰りました。

でも、ちゃんと相談室に行かれたので、

ミッションクリアで、この日も適応指導教室へ。

 

通常登校3日目。

ここからぐらは登校を渋りました。

「行きたくない」

「わかった。学校に電話しておくね。」

「適応指導教室は?」

「行く」

といった感じでした。

 

翌日からの登校のことを少しだけ話し合いました。

・学校は無理。

・学校相談室に行くなら、適応指導教室の方が良い。

(お友達や、安心の先生方がいるので)

と言うことなので、通常登校4日目から

朝の

「今日はどうする?」

のやり取りも止めることにしました。

私は、行って欲しいとも、行かなくていいとも

思っていません。

ただ「学校に連絡を入れなければならないから」

確認で聞いていたのですが、

ぐらにとってはそれすら刺激になってしまいます。

 

ぐらには

「学校行こうかな!って思ったら、

いつでも言って」

 と伝え

担任の先生にも

・基本的に適応指導教室の方に行くこと。

・毎朝の欠席連絡を止めたいこと。

(学校の方は、行ける日に連絡をさせて欲しいこと)

をお願いしました。

中学校の先生は、(良い意味で)程よく放っておいてくれるので、

私もプレッシャーにならず助かります。

 

こうして、ぐらは「完全不登校」

そして「適応指導教室への通室」

という形を選択したのでした。

 

学校へは、またいつか、フラッと、気が向いたら、

行く日が来るのか、どうなのか・・・