ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

「がんばれ」を伝えられた話。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

長男ぐり(19)が、母校で行われる

大学受験対策合宿のアルバイトに

出かけました。

応援するひよこ

昨年は、生徒として参加して、

先輩たちにたくさんサポートしてもらって

厳しい合宿を乗り切り、

第一志望校の合格を勝ち取った経験を

今年は後輩のために尽力します。

 

メンターのアルバイトは、

それなりの時給をいただくのですが、

やっぱり、それだけ大変そうです。

先生も生徒も、高額な合宿費を支払う親も

みんながみんな「本気」なので当然です。

 

だけど、それでも引き受けたのは、

去年自分も、先輩方からそうしたサポートを受けて

合格できたという気持ちがあるから。

その恩返しの気持ちがあるそうです。

 

駅まで車で送った時、

スーツケースを下ろす長男に

「がんばってね」って声をかけました。

 

なんら、特別な光景に思わないかも知れませんが

この子に対して「がんばって」と送り出したの

いつぶりだろう・・・

と、考えてしまうほど、思い出せないほど

久しぶりでした。

 

中2で起立性調節障害を発症した時、

こんな状態になるまでこの子は

「頑張ってきたんだ」と心から感じたから。

もうこれ以上「頑張らなくていい」

頑張らなくていいから、

ただ生きて。

ただ笑って。

ただ楽しんで。

そんなことを思ったから。

受験のときでさえ、頑張れは言えませんでした。

 

「気をつけてね」

「大丈夫!」

「楽しんで」

置き換えた言葉たち。

 

応援の気持ちは変わらないのですが、

私は「がんばれ」という言葉を

使うことができなくなりました。

 

だけど、今朝のわたしは

長男が、大変だと言いながらも楽しんでいる

ことが伝わってきたことや、

私自身が「なんか大丈夫」って、ふと感じて

「もう言える」って思ったんです。

 

「がんばってねー」

と声をかけると

「はいはい!ありがとー、行ってきまーす」

と、元気に(軽く)出発していきました。

「じゃあね」と手を振ってくるひよこ

 

私の中で、「言ってはいけない言葉」

くらい大きな、特別な言葉に成長してしまっていた

「がんばれ」の

”縛り”が解放されました。

 

また1つ、心が軽くなれたように感じます。

「がんばれ!」と書かれた旗をふるひよこ