ぐりとぐらとママのきろく

元不登校長男「ぐり」と、現役不登校次男「ぐら」との記録です。

夏休みが終わります。

こんにちは、ぐりぐらママです🌈

 

楽しかった夏休みが終わります。

 

次男は、小学3年生の頃から

夏休みが終わる1週間ほど前から

「2学期が始まっちゃうカウントダウン」

というものが始まるのが恒例でした。

 

特に小3、小4の頃は

夜、布団に入ると、

大きなため息が出て

 

「もうすぐ夏休みが終わっちゃう。

なんでかわからないけど、

学校のこと考えると、

涙が出ちゃうんだ」

 

と、毎晩涙を拭い、

なかなか眠れない夜が続きました。

 

小さな心が

「学校」っていう大きなものに

押しつぶされそうになっていたんですね。

 

私は、息子の心の負担を、

わかっている気になっていたけど、

全然わかっていなかった。

「そっか。でもさ、」と言って

 

「イヤなのはみんな同じだから」

「始業式はすぐ終わるよ。」

「すぐ帰ってこれるじゃん。」

「せっかく、宿題頑張ったんだから、提出してこなくちゃ」

 

なんて声をかけていた。

励ますつもりで。

 

息子が欲しかった言葉は、

こんなことじゃなかっただろうな。

 

学校は行かなきゃいけないって

思っているから涙が出ているのに、

 

みんなが行けてる学校に

自分だけ行かれないと自己否定したり、

そんな自分が嫌だから涙が出るのに、

 

私の言うことなんて、全部わかった上での

涙だったのに、

 

なんであの時、息子の苦しい心を

「そっか。しんどいね」

ってしっかりと受け止めてあげられなかったんだろう。

 

「でもさ、」なんていらなかった。

 

受け止めてしまったら、

受け入れてしまったら、

きっと学校には行かなくなってしまう。

初日(始業式)に欠席したら、きっとその先も行かなくなってしまう。

行かなくなったら、この先どうなるんだろう・・・

不登校になったら大変!

 

そんな気持ちだったかな。

 

子供の気持ちを受け止めることより

自分の勝手な憶測からくる

漠然とした不安を、子供に押し付けていた。

 

なんだかわからないけど、学校のことを考えると涙が出る。

 

もう、これが全てだったのに。

息子はちゃんとSOSを出していたのに。

 

今でも夏休みの終わりのこの時期に、

私は思い出します。

そして、今でも胸がぎゅーっとなります。

子供からのSOSに答えられず、

キツイ新学期を強いていた。

どれだけ息子の心を疲弊させてしまったか。

 

中2になった息子は、これまで通っていた

適応指導教室を1学期途中から休んでおり、

完全不登校になっています。

不登校ながらも、2学期のことは、

少なからず考えているようです。

葛藤しているようです。

毎日毎日、活発に外出したり

楽しそうに元気に過ごしていた夏休みから一転!

昨日から、明らかにパワーダウンしています。

だけど息子は、

「自分の答え」を出せる子に

成長しているので心配はしていません。 

 

あの頃の私に伝えたい。

学校。

行っても良し、

行かなくても大丈夫。

みんなと同じにって、無理させることはない。

安心して!

始業式に動けないからって、

この先ずっと動けないわけではないし、

今、学校に行かなかったからといって、

人生詰んだりしないから~!

学校では学べない多くのことを学んでちゃんと成長していくから!

息子をなんとかしようなんて思わないで!

そんなに重く受け止めていたら、

子供はもっと動けなくなるよ!

大丈夫、なんとかなる!

 

まだ起こってもいない漠然とした息子の未来を勝手に想像して心配する必要はないんですよね。

 

心配するより、心配りを。

(何かで読んだ言葉です)

 

2学期、

適応指導教室を再開するにしても、

引き続き休むとしても、

その後の息子にしっかりと心配りをしていきたい。

休む選択をしたときは特に。

休むからって楽になる子ばかりじゃなくて、

そこからが本当の戦いになる子もいます。

息子はそのタイプ。

だいぶ緩んできたけど、今でもまだその気はあり、

 

登校できなかったと絶望したり、

やっぱり行けなかったと自己否定したり、

しがち。

そんな必要は全くないから!!!

ってことを伝えていきたいと思います!

 

不登校は悪いことでも、

特別なことでも、

慌てることでも、

大袈裟に考えることでもない。 

 

休んだって大丈夫!

自分の心を守る選択ができたんだから。

大丈夫!

気楽にいこう♪